Steamに推奨要件が無いタイトル
2026年9月16日に配信が始まりました。このタイトルの最大の特徴は、Steamのストアページに推奨要件が書かれていないことです。
推奨の欄はありますが、中身は「64bitのプロセッサとOSが必要」という定型文だけで、CPU・グラボ・メモリのいずれも書かれていません。したがってこの記事では最低要件だけを基準にします。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 5 1600(最低) |
| グラフィック | GeForce GTX 1050(最低) |
| メモリ | 8GB(最低) |
| ストレージ | 52GBの空き容量 |
| OS・API | Windows 10/11・DirectX 11 |
| 推奨要件 | 記載なし |
グラボ(GPU)は映像を描く部品で、ゲームの重さを最も左右します。
最低要件が1080p・60fpsを狙う設計
推奨が無い代わりに、最低要件の注記に狙う水準が書かれています。「1080p、60FPS、Performance グラフィックプロファイル」という記載です。
これは珍しい書き方です。多くのタイトルでは最低要件は30fpsを想定し、60fpsは推奨側に置きます。本作は最低要件の時点で1080p・60fpsを狙っていることになります。
読み替えると、GTX 1050 クラスでも1080p・60fpsが出る前提で作られているということです。ただし当サイトは実際のフレームレートを測っていません。語れるのは公式が示した想定までです。
推奨が無いことの読み方
推奨要件が無いと、「どこまで上げれば快適か」の手がかりが公式から得られません。
当サイトはこれを「公式が上を示す必要を感じていない」と読みます。最低要件の時点で1080p・60fpsを狙えるなら、それ以上を案内する理由がないためです。これは当サイトの解釈で、公式がそう書いているわけではありません。
この記事の倍率はすべて最低要件に対する比です。他のタイトルの記事では推奨要件を基準にしているので、数字を記事間で見比べないでください。
最低要件の「Performance プロファイル」
注記にある「Performance グラフィックプロファイル」は、画質を落としてフレームレートを優先する設定のことです。
つまり公式が示しているのは、画質を抑えた状態での1080p・60fpsです。画質を上げた状態で60fpsが出るとは書かれていません。
ここが「推奨要件が無い」ことと噛み合います。画質を上げたい人向けの構成を公式が示していないため、どこまで上げれば画質と60fpsが両立するかは公式の記載からは判断できません。
当サイトは実測していないので、画質を上げた場合に必要なスペックは調査していません。
7台の最低要件比、最安でも5.70倍
ドスパラのGALLERIAとTHIRDWAVEを14台調べました。うちグラボの倍率を出せるデスクトップは7台です。ノート2台はノート用GPU、5台は内蔵グラフィックスで、デスクトップ版と別物なので倍率を出していません。以下は倍率を出せる7台に限った話で、ドスパラの全機種を調べたものではありません。倍率の出し方は性能スコアの算出方法に書いています。
7台の内訳は RTX 5050 が1台、RTX 5060 が1台、RTX 5060 Ti が3台、RTX 5070 が2台。倍率を出せる7台は、最安の199,980円でも最低要件の5.70倍でした。最低要件の GTX 1050 が、いま新品で売られているグラボから見るとかなり下にあるためです。
下の表は価格帯の違う代表3台で、7台すべてを並べたものではありません。
| 型番 | グラボ | メモリ | 価格(税込) | 公式推奨に対する余裕 |
|---|---|---|---|---|
| ◎ 迷ったらこれGALLERIA XGC5M-R55-GD 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』5.70倍。本作には十分すぎる | GeForce RTX 5050VRAM 8GB | 16GBメモリ DDR5 | 199,980円 |
倍率を出せません
|
| GALLERIA XGC5M-R56-GD 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』8.22倍。他のタイトルも見据えるなら | GeForce RTX 5060 | 16GBメモリ DDR5 | 234,980円 |
倍率を出せません
|
| GALLERIA XPR7A-R57-GD Ryzen 7 7700搭載 『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』13.00倍。本作には過剰 | GeForce RTX 5070VRAM 12GB | 16GBメモリ DDR5 | 299,980円 |
倍率を出せません
|
※「余裕あり」「推奨に届かない」などの一言と帯は、当サイトの言い換えです。公式の判定でもfpsでもなく、メーカー公表スペックだけから出した倍率に付けています。帯の目盛りは対数(0.2倍〜8倍が全幅、縦線が1.00倍)なので、帯の長さの比は性能の比ではありません。 → スコアの算出方法と全登録製品
最安{{price:GALLERIA XGC5M-R55-GD}}で5.70倍、上位機との差は本作では無意味
GALLERIA XGC5M-R55-GD(199,980円)は最低要件に対して5.70倍です。
その上のGALLERIA XGC5M-R56-GD(234,980円)は8.22倍、GALLERIA XPR7A-R57-GD(299,980円)は13.00倍。数字は伸びますが、本作に関してはどれも余裕がありすぎて、体感の差にはつながりません。
倍率は実効性能の比で、フレームレートが何倍になるという意味ではありません。公式が1080p・60fpsを想定しているので、5.70倍のPCでも13.00倍のPCでも上限は同じです。上位機を選ぶ理由は、本作ではなく他のタイトルの側にあります。
GALLERIA 9台とも『Minecraft』同梱
今回調べたGALLERIA 9台は、商品名がすべて「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版」でした。同時に調べたTHIRDWAVE 5台には付いていません。
つまり上に挙げた価格には Minecraft と PC Game Pass が付いた状態の値段が含まれます。要らない人にとっては選ぶ余地がなく、同梱の付かない同型番が別にあるかどうかは調べていません。購入前に商品ページで確かめてください。
グラボ別の余裕度、最低ラインは36.46
いま新品で買える現行グラボを、最低要件との比で並べます。
| グラボ | スコア | 公式推奨(—)に対する余裕 |
|---|---|---|
| RTX 5070 Ti | 78.32 |
倍率を出せません
|
| RX 9070 XT | 77.63 |
倍率を出せません
|
| RX 9070 | 74.42 |
倍率を出せません
|
| RTX 5070 | 73.46 |
倍率を出せません
|
| RTX 5060 Ti | 69.14 |
倍率を出せません
|
| RX 9060 XT | 68.20 |
倍率を出せません
|
| RTX 5060 | 66.85 |
倍率を出せません
|
| Arc B580 | 63.41 |
倍率を出せません
|
| RTX 4060 | 62.70 |
倍率を出せません
|
| ◎ 迷ったらこれRTX 5050 | 61.57 |
倍率を出せません
|
| RTX 3060 | 60.84 |
倍率を出せません
|
| RTX 2060 SUPER | 60.00 |
倍率を出せません
|
| GTX 1660 | 52.44 |
倍率を出せません
|
| GTX 1060 | 50.00 |
倍率を出せません
|
全行が振り切れる理由
この表は他のタイトルの記事と違い、どの行も帯が振り切れています。基準にした GTX 1050 が2016年のエントリー向けグラボで、現行品とは世代が離れているためです。
帯の長さの比は性能の比ではありません。ここでは「どれを買っても足りる」ことだけが読み取れれば十分で、行同士を見比べる意味はほとんどありません。
CPUは最低の2倍超、ただし4台は判定不能
公式の最低CPUは Ryzen 5 1600 です。当サイトのスコアでは47.30。
XPR7A系が積む Ryzen 7 7700 はスコア57.45で最低比2.02倍、Ryzen 7 9700X 搭載モデル(304,980円)は58.36で2.15倍です。
都合の悪い事実も書いておきます。19万〜25万円台を占める XGC5M 系3台が積む Core Ultra 5 225F は、当サイトの性能スコアに未登録です。倍率を出せる7台のうち4台がこれにあたります。CPUについて数字で言えるのは、スコアが出る3台に限った話になります。
ただし本作のCPU要件は低い位置にあるので、ここが購入判断の分かれ目になることはありません。
買わずに済む可能性が高い1本
この記事でいちばん伝えたいのはここです。本作を遊ぶためだけにゲーミングPCを買う必要は、おそらくありません。
いまのPCで足りるかの確かめ方
- キーボードの Windows キーを押しながら R を押す
- 出てきた欄に dxdiag と打って Enter
- 「システム」タブでOS名とメモリ、「ディスプレイ」タブでグラボ名を見る
グラボ名を前の早見表から探せば、公式が示した水準の何倍かが分かります。
公式が求めるのはメモリ8GB・空き容量52GB・DirectX 11です。ここ数年に買ったPCなら、条件を満たしている可能性があります。まず手元のPCで試してから、足りなければ買う。この順番を勧めます。
ストレージ52GBだけは要確認
要件のうち1つだけ、軽視できないのがストレージの52GBです。CPUとグラボの要求が低い一方、容量はそれなりに使います。
GALLERIA XGC5M-R56-GDとGALLERIA XGC5M-R56T8G-GDのSSDは500GBです。Windowsとアプリが入った状態から52GBを使うと、1割強を占めます。手元のPCで試す場合も、空き容量を先に見てください。
なおSSDの指定は要件にありません。HDDでも条件上は通ります。
ノートPCという選択肢
本作の要件の低さを踏まえると、ゲーミングノートも現実的な候補です。
ドスパラのノートは2台調べました。GALLERIA RL7C-R35-5Nが169,980円、GALLERIA RL7C-R45-5Nが184,980円です。差は15,000円で、グラボが RTX 3050 と RTX 4050 に分かれます。
どちらもノート用GPUなので、この記事では倍率を出していません。型番の末尾に Laptop GPU と付いているものは、同じ番号のデスクトップ版とは別の製品です。早見表の数字をノートに当てはめないでください。
画面とキーボードが本体に付くぶん買い足しが要りません。デスクトップはモニターとキーボードを別に買う必要があるので、総額ではノートのほうが安く収まることがあります。
中古や型落ちを選ぶ場合
要件が低いタイトルでは、新品でなくても十分な場合があります。
ただし中古パソコンは個体ごとに状態が違い、初期不良のリスクが残ります。返品できる期間と保証内容を先に確認してください。
型落ちの新品であれば、使用歴が無いぶん状態の心配は少なくなります。ただしバッテリーは未使用でも製造時から劣化するので、持ち運ぶ前提なら製造時期を確認する価値があります。
この記事では中古・型落ちの個体を調査していません。価格と状態の見当は、販売店の記載で確認してください。
増設で済む場合と、買い替えが要る場合
手元のPCが足りないとき、部品を足すだけで解決することがあります。
| 足りないもの | 対処 | 買い替えの必要 |
|---|---|---|
| メモリ | 増設する。空きスロットがあれば差すだけ | 不要 |
| ストレージの空き | SSDを追加する、または不要なデータを消す | 不要 |
| グラボ | デスクトップなら交換できる場合がある | 電源とケースによる |
| ノートPCのグラボ | 交換できない | 必要 |
この表は一般的な構成を前提にした当サイトの整理です。個々の機種で交換できるかは調査していません。
本作についてはグラボの要求が低いので、メモリと容量さえ足りていれば動く可能性が高いと言えます。
本体以外に要るもの
PC本体だけでは画面が映りません。モニターとキーボード・マウスが別に要ります。上に挙げた価格はすべて本体のみで、送料・保証・カスタマイズ料金も含まれていません。
| 品目 | 本記事での扱い |
|---|---|
| PC本体 | GALLERIA XGC5M-R55-GD 199,980円(税込) |
| モニター | 調査していません(ドスパラの周辺機器は今回の調査対象外) |
| キーボード・マウス | 調査していません |
| ゲーム本体 | 調査していません |
合計金額は出せません。4点のうち3点の価格を調べていないためです。推測で足すと実際と違う額になるので、空欄のまま残します。「199,980円で遊べるようになる」ではなく「本体だけで199,980円」と読んでください。
ノートPCを選べば画面とキーボードは本体に付いています。本作の要件の低さを考えると、総額ではノートのほうが安く収まる可能性があります。
対応プラットフォームとコントローラー
SteamのPC版が対応しているのは Windows のみです。macOS と Linux は対応プラットフォームに入っていません。Macでは遊べません。
コントローラーの対応表記は フル対応です。キーボードとマウスに持ち替えず、コントローラーだけで遊べます。ただしどの製品が繋がるかまではSteamの表記に書かれていないため、手持ちのコントローラーが使えるかは調査していません。
『空の軌跡 the 2nd』のおすすめゲーミングPCまとめ
Steamに推奨要件が無いタイトルで、最低要件の時点で1080p・60fpsを狙う設計です。ドスパラで倍率を出せた7台は、最安の199,980円でも最低要件の5.70倍でした。
- まず手元のPCを確かめてください。メモリ8GB・空き52GB・DirectX 11 が条件です
- 買うなら GALLERIA XGC5M-R55-GD(199,980円)で十分。最低比5.70倍です
- 上位機を選ぶ理由は本作にはありません。GALLERIA XPR7A-R57-GD(299,980円)の13.00倍も使い切れません
- 推奨要件が公式に無いため、この記事の倍率はすべて最低要件に対する比です。他の記事の数字と見比べないでください
- XGC5M系3台のCPU(Core Ultra 5 225F)は当サイトのスコアに未登録。CPUの判定はできていません
価格・在庫・スペックは2026年10月2日にドスパラの商品ページから調べたものです。
本記事はアフィリエイト広告を利用しています。商品リンクから購入された場合、当サイトに収益が発生することがあります。掲載内容と順位は当サイトが独自に判断したもので、広告主から対価を受けて操作したものではありません。
GALLERIA XGC5M-R55-GD / ドスパラ
最低要件に対して5.70倍。本作にはこれで十分すぎるほどです。
| CPU | Core Ultra 5 225F |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5050 8GB |
| メモリ | 16GBメモリ DDR5 |
| ストレージ | 500GB Gen4 SSD |
| OS | Windows 11 Home |
199,980円(税込)
画像:ドスパラ 商品ページより
GALLERIA XGC5M-R56-GD / ドスパラ
最低比8.22倍。本作には過剰ですが、より重いタイトルを見据えるなら。
| CPU | Core Ultra 5 225F |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5060 |
| メモリ | 16GBメモリ DDR5 |
| ストレージ | 500GB Gen4 SSD |
| OS | Windows 11 Home |
234,980円(税込)
画像:ドスパラ 商品ページより
