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PCゲームはSSDとHDDどっち?fpsは上がらないが、移動中のカクつきには効きます

PCゲームを入れるならSSDです。ただし誤解されやすい点があります。SSDに替えても平均フレームレートは上がりません。それを決めるのはグラボとCPUで、ストレージの仕事はデータをメモリに運ぶところまでです。効くのは起動・ロードと、移動中の読み込みです。この記事では効く場所と効かない場所を分け、容量の目安と、ドスパラで調べた28台のストレージ構成を示します。調査日は2026年10月2日。

PCゲームの保存先はSSDが前提

結論を先に書きます。いまPCゲームを入れるならSSDです。HDDは、遊ぶ頻度が低いゲームや、録画データの置き場に回すのが実際的です。

そのうえで、どこに効いてどこに効かないかを分けて説明します。ここを混ぜると「SSDにすればfpsが上がる」という誤解になります。

項目 SSDとHDDの差
ゲームの起動とロード はっきり差が出る
マップ移動時の読み込み 差が出る
平均フレームレート ほとんど変わらない
読み込みが追いつかないときのカクつき 差が出る
容量あたりの価格 HDDが安い
動作音と衝撃への強さ SSDが有利

当サイトは起動時間やフレームレートを実測していません。ここに挙げたのは、SSDとHDDの仕組みの違いから説明できる範囲です。

フレームレートへの影響はほぼゼロ

最も誤解されやすい点です。SSDに替えても平均フレームレートはほとんど変わりません。

理由は役割が違うからです。フレームレートを決めるのはグラボとCPUで、ストレージの仕事はデータをメモリに運ぶところまでです。運び終わったあとの描画速度には関与しません。

つまり「カクつくからSSDに替える」は、原因によっては効きません。原因がグラボ不足なら、ストレージを替えても変わりません。

HDDで起きるカクつきの正体

一方で、HDDが原因のカクつきは実在します。前章と矛盾しているように見えますが、別の現象です。

広いマップを移動するゲームでは、進んだ先のデータをその場で読み込みます。この読み込みが移動の速さに追いつかないと、一瞬止まる・テクスチャが粗いまま表示されるといった症状が出ます。

これは平均フレームレートの問題ではなく読み込みが間に合っていない状態です。ここはSSDに替えると改善します。

整理すると、常時のカクつきはグラボとCPU、移動中や場面が切り替わる瞬間のカクつきはストレージという切り分けになります。これは当サイトの整理で、実測に基づくものではありません。

容量単価ではHDDが有利

HDDが残っている理由は容量あたりの価格です。同じ金額でより多く保存できます。

したがって使い分けが成立します。いま遊んでいるゲームはSSD、しばらく遊ばないゲームと録画データはHDD。

近年のタイトルは1本で50GBから100GBを使います。この記事で扱っている作品でも、要件に90GBや100GBを求めるものがあります。何本も入れるなら容量は効いてきます。

カクつきの原因の切り分け

「カクつく」は症状の名前であって、原因は1つではありません。どこを替えれば直るかは、いつカクつくかで分かります。

いつカクつくか 考えられる原因 替えるべき部品
常にカクつく 描画が追いつかない グラボ
人や物が多い場面でカクつく 計算が追いつかない CPU
移動中・場面の切り替えでカクつく 読み込みが追いつかない ストレージ
しばらく遊ぶと重くなる メモリが足りない メモリ
特定の場面だけ一瞬止まる 読み込みが追いつかない ストレージ

この切り分けは当サイトの整理です。実測に基づくものではなく、各部品の役割から説明できる範囲で書いています。

読み替えると、ストレージを替えて直るのは下3行だけです。上2行が原因なら、SSDに替えても変わりません。ここを間違えると、お金を使ったのに直らないという結果になります。

メモリとストレージの役割の違い

混同されやすいので整理します。どちらも「容量」で語られますが、仕事が違います。

ストレージは電源を切っても残る置き場、メモリはいま使っているデータを広げる作業台です。ゲームを起動すると、ストレージからメモリへデータが運ばれます。

したがってストレージが速いと運ぶのが速く、メモリが大きいと一度に広げられる量が増えます。移動中のカクつきは運ぶ速さ、長時間遊んで重くなるのは作業台の広さの問題です。

今回調べた28台はいずれもメモリ16GB以上を積んでいます。近年のタイトルの推奨は16GBが中心で、32GBを求めるものは一部です。

SSDの種類と容量の目安

SSDにも種類があります。新しく買うなら NVMeです。

種類 接続 速さの目安
NVMe SSD M.2スロットに直接 最も速い
SATA SSD SATAケーブル NVMeより遅いがHDDより速い
HDD SATAケーブル 最も遅い

ただしNVMeとSATA SSDの差は、HDDとSSDの差ほど大きくありません。ゲームの体感で言えば、まずHDDから抜けることが重要で、NVMeかSATAかは二番目の論点です。

当サイトは種類ごとの読み込み時間を実測していません。

容量は1TBを目安に

容量の目安を書きます。ゲームを入れるなら1TBを下限に考えるのが無難です。

理由は単純な計算です。Windowsとアプリで100GB前後を使い、近年のタイトルは1本で50GBから100GB。500GBだと数本で埋まります。

容量 入るゲームの本数の目安 向く使い方
500GB 3〜5本程度 遊ぶゲームが決まっている
1TB 8〜15本程度 標準的な使い方
2TB以上 それ以上 配信の録画も置く

この本数は1本あたり50GBから100GBという前提で当サイトが割った目安です。実際のタイトルの容量は作品ごとに違います。

要件表に出てくる容量の実例

「1本で50GBから100GB」と書きましたが、実際の要件を並べておきます。いずれも公式が示している空き容量です。

タイトル 要件の空き容量
Transport Fever 3 90GB
AION2 100GB
空の軌跡 the 2nd 52GB
鬼武者 Way of the Sword 50GB
Aniimo 40GB
ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド 30GB
デジモンストーリー サイバースルゥース 6GB

同じ時期の作品でも6GBから100GBまで幅があります。ジャンルと作り方によって大きく変わるため、遊びたいタイトルの要件を見るのが確実です。

500GBのSSDの場合、Windowsとアプリで100GB前後を使うと残りは400GB程度。90GBと100GBの作品を2本入れると、それだけで半分近くを使います。

容量が足りなくなったときの順番

空きが減ってきたときの対処を、費用がかからない順に並べます。

  1. 遊んでいないゲームを消す。再インストールできるので、消しても買い直しにはなりません
  2. 録画データを外付けに移す。容量を使っているのはこちらの場合があります
  3. 外付けSSDを追加する。ケースを開けずに済みます
  4. 内蔵のSSDを追加する。空きスロットがあれば差すだけです
  5. 内蔵のSSDを大容量に交換する。データの移行が必要です

1番と2番は費用がかかりません。先にここを試してください。

当サイトはSSD単体や外付けSSDの価格を調査していません。また個々の機種で増設できるかも確認していません。

配信や録画をするなら容量を多めに

ゲームを録画する場合、容量の考え方が変わります。

録画データはゲーム本体と違って消すと戻らないので、置き場を確保しておく必要があります。再インストールで取り戻せるゲームとは性質が違います。

ここでHDDが有効になります。録画データは一度書いたら読み出すだけなので、速さより容量単価が効きます。ゲームはSSD、録画はHDDという使い分けです。

なお、この記事で扱ったタイトルの中には公式が「録画や配信をしながら遊ぶならメモリを増やすことを勧める」と書いているものがあります。容量だけでなくメモリも関わるので、配信を考えているなら両方を見てください。

ドスパラの機種で見るストレージ構成

実際に売られている機種の構成を見ます。ドスパラのGALLERIAとTHIRDWAVEから28台を調べました。以下は調べた28台に限った話で、ドスパラの全機種を調べたものではありません。

機種 ストレージ 価格(税込)
GALLERIA XGC5M-R55-GD 500GB Gen4 SSD 199,980円
GALLERIA XGC5M-R56-GD 500GB Gen4 SSD 234,980円
GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD 1TB Gen4 SSD 289,980円
GALLERIA XPR7A-R57-GD 1TB Gen4 SSD 299,980円

調べた28台はすべてSSDで、HDDを積んだ機種はありませんでした。いまのゲーミングPCではSSDが標準で、HDDは選択肢として残っていないということです。

違いは容量のほうに出ます。19万〜25万円台は500GB、26万円台以上は1TBという分かれ方でした。

500GBと1TBの分かれ目

GALLERIA XGC5M-R56-GD(234,980円)が500GB、GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD(289,980円)が1TBです。

差額は 289,980−234,980=55,000円ですが、この差はストレージだけではありません。グラボも RTX 5060 から RTX 5060 Ti 16GB に、CPUも Core Ultra 5 225F から Ryzen 7 7700 に変わります。容量だけを理由にこの差額を払う判断にはなりません。

500GBの機種を選んだ場合、後からSSDを追加するほうが安く済む可能性があります。ただし当サイトはSSD単体の価格を調査していません。また個々の機種で増設できるかも確認していません。

HDDを使い続ける場合の注意

いまHDDのPCを使っていて、買い替えまでしのぎたい場合の話です。

HDDでもゲームは動きます。要件表でSSDを必須としているタイトルもありますが、指定がないものも多くあります。この記事で扱った作品でも、SSDの指定がない要件は複数ありました。

HDDで遊ぶときに効く対処を挙げます。

  1. ゲームを入れる前にデフラグをかける。HDDは断片化で遅くなります
  2. 空き容量を2割以上残す。埋まるほど遅くなります
  3. 録画や配信を同時にしない。読み書きが競合します
  4. マップの読み込みが入る場面では、移動速度を落とす

これらは当サイトの整理で、効果を実測したものではありません。HDDの仕組みから説明できる範囲です。

そのうえで書きます。SSDへの交換は、買い替えより安く、効果が分かりやすい投資です。本体を替える前にここを試す価値があります。

後から増設するという選択

容量が足りなくなったときの対処を整理します。

状況 対処 費用の考え方
空きスロットがある SSDを追加する 本体買い替えより安い
空きスロットがない 既存のSSDを大容量に交換 データの移行が必要
デスクトップでSATAの空きがある HDDを追加して保管用にする 容量単価が安い
ノートPC 機種によって増設できない 外付けSSDを使う

この表は一般的な構成を前提にした当サイトの整理です。個々の機種で増設できるかは調査していません。デスクトップはケースを開ける必要があり、保証の扱いも機種によって違います。

読み替えると、容量だけを理由に上位機種を選ぶ必要はありません。足りなくなってから足せる部分です。一方でグラボとCPUは後から替えにくいので、そちらを優先してください。

外付けSSDで足す場合

ケースを開けたくない場合や、ノートPCの場合は外付けSSDという手があります。

USB接続なので内蔵のNVMeより遅くなります。ただしHDDより速いので、HDDに入れるくらいなら外付けSSDのほうが有利です。

遊んでいるゲームは内蔵に、しばらく遊ばないゲームは外付けに。この使い分けなら速度の差は問題になりません。

当サイトは外付けSSDの製品と価格を調査していません。

SSDの寿命という論点

HDDに比べてSSDは衝撃に強い一方、書き込み回数に上限があるという性質があります。ここを心配して選べない人がいるので触れておきます。

ゲームの用途では読み込みが大半で、書き込みは少ないという使い方になります。インストール時にまとめて書き、あとはセーブデータの更新程度です。容量を使い切るような書き込みを毎日繰り返す使い方ではありません。

一方で録画データを毎日書き込む場合は書き込み量が増えます。その用途なら、前章のとおりHDDに回すほうが理にかなっています。

当サイトは寿命を実測していません。製品ごとの保証書き込み量はメーカーが公表しているので、気になる場合はそちらを確認してください。

PCゲームのSSDとHDDまとめ

いまPCゲームを入れるならSSDです。HDDは保管用に回す部品になりました。

  • SSDに替えても平均フレームレートは上がりません。それを決めるのはグラボとCPUです
  • 効くのは起動・ロードと、移動中の読み込みです。場面が切り替わる瞬間のカクつきはここが原因です
  • 新しく買うなら NVMe。ただしNVMeとSATA SSDの差は、HDDとSSDの差ほど大きくありません
  • 容量は1TBを下限に。近年のタイトルは1本で50GBから100GB使います
  • 調べた28台はすべてSSDで、HDDを積んだ機種はありませんでした。19万〜25万円台が500GB、26万円台以上が1TBです
  • 容量だけを理由に上位機種を選ぶ必要はありません。後から足せる部分です。グラボとCPUを優先してください

起動時間・フレームレート・SSD単体の価格は当サイトでは実測・調査していません。価格・在庫・スペックは2026年10月2日にドスパラの商品ページから調べたものです。

本記事はアフィリエイト広告を利用しています。商品リンクから購入された場合、当サイトに収益が発生することがあります。掲載内容と順位は当サイトが独自に判断したもので、広告主から対価を受けて操作したものではありません。

GALLERIA XPR7A-R57-GD

【1TBを選ぶなら】

GALLERIA XPR7A-R57-GD / ドスパラ

SSDが1TB。近年のタイトルを8本から15本ほど入れられる目安です。グラボも RTX 5070 12GB です。

CPU Ryzen 7 7700
GPU GeForce RTX 5070 12GB
メモリ 16GBメモリ DDR5
ストレージ 1TB Gen4 SSD
OS Windows 11 Home

299,980円(税込)

ドスパラの商品ページで最新価格を見る

画像:ドスパラ 商品ページより

GALLERIA XGC5M-R56-GD

【500GBで足りるなら】

GALLERIA XGC5M-R56-GD / ドスパラ

SSDが500GB。遊ぶゲームが決まっているなら十分で、足りなくなってから追加できます。

CPU Core Ultra 5 225F
GPU GeForce RTX 5060
メモリ 16GBメモリ DDR5
ストレージ 500GB Gen4 SSD
OS Windows 11 Home

234,980円(税込)

ドスパラの商品ページで最新価格を見る

画像:ドスパラ 商品ページより

GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD

【容量と性能の中間】

GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD / ドスパラ

SSDが1TBで、グラボは RTX 5060 Ti 16GB。VRAMも16GBあります。

CPU Ryzen 7 7700
GPU GeForce RTX 5060 Ti 16GB
メモリ 16GBメモリ DDR5
ストレージ 1TB Gen4 SSD
OS Windows 11 Home

289,980円(税込)

ドスパラの商品ページで最新価格を見る

画像:ドスパラ 商品ページより

※「余裕あり」「推奨に届かない」などの一言と帯は、当サイトの言い換えです。公式の判定でもfpsでもなく、メーカー公表スペックだけから出した倍率に付けています。帯の目盛りは対数(0.2倍〜8倍が全幅、縦線が1.00倍)なので、帯の長さの比は性能の比ではありません。 → スコアの算出方法と全登録製品

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